「和亭(居酒屋/谷四)」
きっかけは2009年1月5日(月)のことだった。この日はメンソールの初トレーニングの日となるはずだったんだけど、何となく気力が充実してこなかった。でも、せっかくの2009年のスタートを、このまま帰宅して終わりにしてしまうのももったいなかったので、乃南に連絡を入れてみた。
「飲みに行かない?」
「いいですけど、どこですか?」
「谷四」
「わかりました」
その後、リピートしないことで有名なメンソールが、今年に入って三度目の訪問となってしまった。2008年12月からカウントして、すでに三回リピートしているイタリアンもあるんだが…。
で、三度目の訪問も乃南と訪れた。まずはトリビーで乾杯したところへ。サザエが出される。キモを裏ごしして醤油で溶いたもので食べるんだけど、キモの苦みがなく柔らかな仕上がりになってる。聞くところによると、消化管の部分に苦みがあるらしく、そこを外して裏ごしにするらしい。
日本酒については、お任せ状態になっているというか、その料理にベストマッチしたものを出してくれる。二品目がうれしい。すごく新鮮なシラウオで、シャキシャキした歯ごたえもある。
三品目がウニ。わさびが添えられているけれど、塩も添えてあって、まずウニだけで一口。柔らかくて甘くて、その甘味が延々と続くんじゃないかと思うくらいの余韻がある。わさびを使うのと塩を使うのとでは、微妙にその味わいが異なり、さらに日本酒によっても異なる。
四品目が鯖の白子。メンソールは初めて食べたんだけど、味とか食感とかはちょっと表現しづらい。
五品目ががんがら。身は中の方に隠れているので、爪楊枝を使って引っ張り出す。飲んべえにとっての箸休めと胃言うか、身を引っ張り出せるかどうかで泥酔度が計れたりもする。
さて、六品目があんこうの造り&あんキモ味噌。このあんキモ味噌が絶妙で、これだけでも日本酒が飲めてしまうんだけど、それをあんこうの造りに合わせてあるところがまたリーサルウェポンなところでもある。
七品目がブリなんだけど、熟成ブリ。初めてこの店に来たときにもブリが出てきて、それはそれは美味しかったんだけど、それを凌いで旨かった。熟成ブリなので、熟成させてあるらしい。何とも複雑なうまみが絡み合い、それが長く続く。そして、日本酒に出会うとさらに高まっていくような感じ。
八品目が八角。前から見ると八角形なことから八角と呼ばれているらしい。トビウオの仲間だと思う。これは新ぷりに焼いて供される。
九品目が箸休め的なサルボウの佃煮。十品目がたこの天ぷらで、翌日の飲み会があるんで、かなり抑え気味に飲んでるつもりなんだけど、もう何倍飲んだか忘れてしまった。
で、いよいよメインのあんこう鍋。具材も旨いけどだしが旨い。麦味噌をメインに使ってあるんかな。最後は饂飩で〆。
まいどのことながら旨かったです。来月早々にも、四度目の再訪の予定です。
店舗情報
他のお店を探す
- 閲覧したお店の履歴
- 現在地から探す
- 居酒屋のお店
- 天満橋・谷町四丁目のお店
- 大阪市内(キタ)のお店
- 大阪のお店
行く予定12・14
詳しく見る