「食べる死神　アントン・イーゴ　ぱくんにて食す」

　と、まあ大げさなタイトルですが、常連の一人として初レビューを記したいと思います。
　所在地はマップにある通り、鄙びた感のあるビルのエスカレータをゴトンゴトンと上って一番奥にお店があります。ちょっと入りづらい雰囲気？　とんでもない、入ればそこは食欲魔人達の天国。座り心地の良い座席（７席、お座敷は１２～16名様程）に朗らか（天然入り？笑）なママと気さくで優しいマスター、そして何より某有名レストラン出身のコックであるマスターご自慢の和洋中取り揃えた豊富なメニューがあなたを出迎えることでしょう（カツレツとはこれを言うってな感じです。）。
　居酒屋レストランとしての「居酒屋部分」について特筆すべきはおつまみのおいしさもさることながらその平均費用の安さです。夜９時までなら中生がなんと280円っ･･･って安すぎだよマスターぁぁぁっ。お通しに枝豆なんてことがありゃしない。マグロのお刺身やマイタケのフライ、シンプルな食材がマスターの腕であっという間にオツなお通しに早変わり♪（以前、なんでこんなに和洋中なんでも作れるの？と尋ねたらマスターキョトンとして「コックって何でも作れないとダメなんだよ」だそーです、超本格的レストランなどまで足を運ばなくてもオ・ム・レ・ツっ･･･すごすぎです）。
　開店時間は夕6時より夜１２時「くらい」まで。遅向きの常連さんの多いときにはマスター夜の３時までがんばってくれます（でも常連さんになったら早引けの気遣いも持ちたいものですね）。基本的に定休日なし、やむなく臨時休業もありますがふた月に一度程度のようです。
　ありきたりのポットボイラーな大衆居酒屋に飽きた方、ひそかに居心地のいい隠れ家を求めている方、大勢でワイワイやりたい若い方々、是非一度、と言わず何度でも足をお運びください。
　以上、平井駅で中途下車して尋ねるだけの価値のある隠れた名店、「ぱくん」を自称食べる死神アントン・イーゴがご紹介しました♪

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