日光の有名な洋食レストラン。休日ともなると、首都圏からの旅行者で昼時は1−2時間待ちは当たり前です。ロケーション抜群で建物周りの木々や庭園もきれいです。洋館のたたずまいも大好きです。なにより料理がきちんとした洋食です。観光地にありがちな見かけ倒しのいい加減な料理じゃございません。まじめに、きちんと仕上げた料理です。上野の香味屋レベルの美味しさです。おもむきのある木製のテーブルに白いテーブルクロス。店員さんの身なりもそれらしく、気分が乗ります。人気はオムライスとハンバーグ、ビーフシチュー、カレーライスなどです。
個人的にはここのブイヤベースにパンを付けて食べるのが大好きなのですが、なぜかブイヤベースはいつも私の周りでオーダーしている人を見たことがありません。
ここのチーズケーキも美味しくて有名です。東武宇都宮店の中元やお歳暮にも出てきますが、やはりこのお店で頂くのが何より美味しいです。
ちなみにこのお店の裏手に游晏山房 明治の館という7日から10日煮込んで作るビーフシチューの専門店があります。しかし個人的には游晏山房 はちょいと肉が大きく、味もシツコク、デミグラスもかなり濃厚で少し焦がし系の味なので好きではありません。この明治の館 の方がおすすめです。
いつも混んでいます。特にランチのおばさん軍団と週末はカップルや友人、ファミリーで賑わっています。味はシェフの安生さんが作ったものは美味しいですが、弟子がパスタを作っているところを見ていたら、思わず自分が厨房に入りたくなります。ワインをもっと充実させると嬉しいけど、宇都宮レベルでは仕方が無いかも。
料理は年間を通してあまり変化が無いのが残念です。パスタも肉料理もあまり種類がなく、魚料理で本日のおすすめがたまにヒットです。
この店は料理のオーダーからサーブされるまでの時間がとてもかかるので、その点、時間に余裕があり、かつ気持ちに余裕が無ければいけません。その意味でも、イタリアン?です。
そのためお客の入れ替わりが遅く、混んでしまうのかもしれません。
以前、裏手に安生さんがイタリアから本格ピザ窯を輸入して、ピッツェリアをやりましたが、安生さんがピザの店にいる日は本店が閑古鳥。ピッツェリアの方が流行ってしまったので、現在は弟子にピザのお店を譲ってしまいました(ピッツェリア ルナ)。これもまた安生さんが始めの頃焼いたピザの方が表面パリッと。中がもちっとして、香ばしくて美味しかったです。
安生さんが本店に戻ってから、本店は以前のように人気のイタリアンに戻りました。でも、ここで修行した弟子たちが最近は独立して、そちらの方が人気になりつつあります。(コジマネーゼ、ビステリア メリメロ等)。安生さんが自ら腕を振るうと、六本木のアルポルトや銀座のラ・ベットラ に引けを取らないのですがねえ・・・。もっとも東京のイタリアンは老舗と言えど常に進化していますが、ここの店は進化のスピードが宇都宮のレベルです。
私の評価はあくまで宇都宮レベルで評価しています。いろいろ言っても宇都宮イタリアンの草分けですから、これからも時間のある時はお邪魔します。もう少し、スタッフを鍛えて、片腕を離さなければもっと良い店になるのになあ。

店は清潔。トイレは未使用で評価なし。雰囲気は客層が男性が多いので女性一人でちょっと気兼ねするかも。カップルや家族なら問題なし。
料理(ヒレを注文):ヒレは柔らかい肉でさくっと揚がっている。他店と比べて秀でてもいないが劣ってもいない。トンカツ以外:ご飯:米のレベルは中等度。みそ汁は赤出しなめこ入りで普通。
有名口コミサイトの評価はやや過大と思われる。
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