「コーヒーと向き合うための居心地のいい空間」2008年秋にオープンしたばかりのコーヒー豆売り専門店。オープン前は何の店かわからず気になっていたが、まさかコーヒー屋とは。茶系でまとめたセンスのある重厚な店構えと、店内に置かれたショーケースは、ショコラティエかジュエリーショップのよう。しかし、言われてみればコーヒーもこういう色があっている。焙煎したての新鮮なコーヒーたちが美しく並ぶ。細長い店の奥には、毎日豆を焼く真っ赤な焙煎機が鎮座する。その目の前に小さなカウンターがあり、そこでテースティングが出来る。試したい農園を指定することも出来るし、嗜好を伝えればそれに沿った味を提案してくれる。そこに双方のズレがあれば、また他を試せばよい。どんなに飲んでも無料である。(そんなに飲めるものでもないが。)飲み比べと言われると難しそうで、初め少し緊張して挑んだが、飲んでみれば違いは明確。コーヒーの評論家にでもなれそうな気分だった。中南米に長期で留学していたという店主の話も興味深い。コーヒーへの熱意が伝わってくる。それでいて、押し付けがましくない。美味しさを伝えたいと言うことだけである。その時の写真も豊富にあるので見せてもらうとよいだろう。中南米専門ともいえるラインナップも面白い。この店には、コーヒー屋の鉄板、モカ・ブラジル・ブルマンがない。それであれだけの味のバリエーションを出せるのは正直脱帽。試飲は家族連れでも温かく歓迎してくれる。コーヒーの飲めない子供にはジュースを出してくれるところも気くばりが細やか。喫茶店営業の許可はないので、無料のテースティングのみ。よってジュースも無料である。徹底している。この店の面白さは、訪ねてみたものしかわからない。一度訪ねたら、こんどはコーヒー通の友人を連れて再訪したくなる近所で自慢の店である。
利用したのは 指定なし
一人当たりの支払額 指定なし
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3541N CeO よさそうなお店ですね。行ってみます!!
2009/02/06 15:04
マダム深沢 CeOさん リピートしているので今日は買うだけ、のつもりが、「お急ぎでなければどうぞ」と言われるままに席につき、 コーヒーをいただき・・・、と、ついつい長居してしまいます。 かなりマニアックな面白い店ですので、ぜひ行ってみてください。
2009/02/06 15:32