築地本願寺の近くの天ぷら屋さん。「楽亭」出身の店主が独立され た店です。最近同伴者と「てんぷら」の食べ歩きを開始しました。都内ではみかわや系と山の上系とこの楽亭系の三派が主流と思われます。6月に第一弾としてミシュラン☆☆の「近藤」を訪問し、今回第二弾として、ミシュラン☆のこの店を訪問しました。入口は築地市場の正面で、いたってシンプルで大きな看板ですぐわかります。地下にエレベータで着くと正面に突然の障子風入口が目に入る。入るのさえためらうような、静謐で清潔な空間。店主と我々を白木のカウンターだけが区切っている。カウンターは全部で13名が座れるスペース。雰囲気は、提供する側と食べる側の真剣勝負、そんな種の緊張感を感じます。話をすることさえもためらうような中、1種類のみのお任せコース(¥12600)が始まる。基本通り、さいまき海老から。目の前で殻をむいて、すぐに揚げてくれる。太白胡麻油を使っているせいか、驚くほどあっさり。頭の中で、自ずと近くにある「なかがわ」との比較を想起させる。それは「楽亭」と「みかわ」の違いを論ずることであり宿命であるとは思うが、どちらが優れているかについては極めて主観的な問題で好みの問題であると思う。ご主人、無口な感じでただひたすらてんぷらに集中していたが、かわいい店員さん達が明るく接客してくれるので居心地はなかなかいい。この店のいい点は女性のソムリエがいて、的確にアドバイスしてくれる。今回最近凝っているオーストリアのワインがおいてあったのにはビックリ。なかなか店でこの種のワインに出会わないが、好みがピッタリ会う店だ。ワインの品揃えとその良心的な価格設定は、頭が下がる思いがします。天ぷら以外のところで利益を取ろうという考えがないのでしょう。カウンター越しからソムリエがワインをついでくれますが、そのつぎ方も楽しい独特の手つきである。肝心のてんぷらは、楽亭より衣は軽くサクッとしてます。好みでしょうが私はこちらの軽さが好きですね。そして天麩羅が一つ一つ丁寧で愛情が感じられます。海老の甘味も、アスパラの歯触りも鮎のほろ苦さもしっかり感じ取れます。とくにおいしかったのは、アワビのてんぷらと江戸あなごのてんぷら。特に穴子は今までのてんぷらでは、みかわやのと双璧の感じ。海老芋、茄子ときてかき揚げの天丼まで一気に流れました。一品の量がかなり少ないのですが、品数が多いので、結構満腹になります。同伴者の感想は、「近藤」との違いはここ特有のてんぷらの軽さで、いくら食べても胃にもたれない点がすぐれているとのこと。個人的には、☆2の近藤と☆1のこことの差があるとは思われませんでした。むしろこちらの方が好みかも・・・次回は、「みかわや」に乗り込むことになります。
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ブルーツ・リー みかわやレポ楽しみです。
2010/10/23 19:13