甘太郎、正式にはくるめ甘太郎。西鉄久留米駅2Fの味のタウンの一角にある店で、名前からして「甘味処のだんご屋さん」。昭和のデパートの屋上にあったレストランの一部を切り取ったような雑然としたレトロな雰囲気。久留米「味のタウン」の中でも、お好み焼きの甲子園 エマックス店に並ぶ歴史を持つ店だ。もうかれこれ、30年以上いや40年以上前から存在する老舗ではあるが、その歴史については詳しく知らない。わたしが、物心がついた時には、そこにあったという記憶しかない。松田聖子が学生の頃によく通ったらしい。甘味処の老舗らしく、お客さんは、女性とお年寄りが目立って多い。恐らくお客さんの9割がたそうであろう。たーまに、サラリーマンなどの男性客もチラホラいる。わたしは、野菜が食べたくなったらこの店に来たくなる。ただ、ここに来るには駐車場がないので行きにくい、唯一それが残念なところだ。くるめ甘太郎は、元々の本業の「お団子」の方も有名で、昔は「旧久留米ダイエー本店」の隣や「一番街」の入り口付近で、お団子などの甘味のみを販売していたが、今はもうその姿はなくなり、この店一軒だけとなった。このくるめ甘太郎は、甘味処なのでラーメンの専門店ではないが、メニューに「ラーメン」や「焼きそば」等があり、これらが昔から結構な人気だ。最近では、夏には冷やしラーメンなるものもあるようだ。しかし、昔から不動の二台巨頭の人気メニューはなんといっても太郎めんともやしめんであろう。元の味は、醤油だけだったが、数年前から味噌・とんこつ・カレーが選べるようになった。最初は、スタンダードにしょうゆで食するのがいいだろう。ここのもやし麺は「しょうゆ味」といっても、「チキンコンソメ味」といった表現の方が似合うと思う。麺は、やや細めんのストレートで、この上に野菜炒め(豚コマ・キャベツ・もやし・きくらげ)がのる。簡単にいうと、「しょうゆ味のちゃんぽん風ラーメン」というところ。量は多目。しかし、これが実にやさしい味で、たまに食べたくなるのだ。もやしめんと太郎めんとの両者の違いは、共に味付けは同じで、もやしめんの野菜が、あんかけになっているのが太郎めんという違いしでしかない。その他、甘味処をプラスしたラーメン屋の特典で、ラーメンを食べたお客さんにはデザートが安く食べられるみたいだ。女性のお客さんは、よく+デザートまで食べているのを見かける。“やはり、女性にとってデザートは別腹なのか!?”と思わず感心させられる。これを書いていたら、久しぶりに食べたくなってきた(笑)
利用したのは
一人当たりの支払額
登録されていません
まだいません
コメントはまだありません