「「回头 HUI TOU」と店のパンフにも書かれている。「回頭」じゃ店が見つからない!」クルマで通りかかり、なんとなく気になっていたので、祝日の夜、夫婦で行ってみた。店名の回头( HUI TOU)は「回頭」の簡字らしい。振り向く(turn one's head)、帰ってくる(come back)とか、後ほど(later)という意味だそうだ。店の外観はちょっとおしゃれな、セレクトショップかアロマ関連か雑貨の店のような雰囲気。中は照明がかなり明るい。太い丸太を切って作ったような(蕎麦屋とか田舎の居酒屋なんかにありそうな、銘木系な)テーブルが並び、椅子は屋台に毛が生えたような簡単な木の椅子。テーブルはゆったり距離が取って並べられている。奥に厨房があり、数人が働いている様子。接客の女性(若い日本人)は感じが良く、レスポンスも速い。メニューを見ると、料理は北京から四川から台湾、湖南........といろんな地方が混在。ありきたりのもの(エビチリや麻婆豆腐など)もあるが、日本人が普通はあまりなじみのない珍しい料理もラインナップされているし、ふかひれや北京ダック、スッポンなどハイエンドのものもある。値段が安い。酒は生ビールが420円。瓶出しの紹興酒が1ショットで500円。お通しはザーサイ(盛りがいい)。お茶も烏龍、ジャスミン、バラなどいろいろある。つれあいがジャスミン(580円だったか?)を注文したら、可愛いガラスの急須と茶碗とクロームメッキでレトロなデザインのポット(魔法瓶)が出てきた。お茶は思いのほか香りがよくて、食事中にも食後にもよかった。エビマヨネーズサラダは「筑紫樓」でも出てくる一品で、揚げたエビをマヨネーズで和えて、野菜と一緒に更に盛られている。中国人はマヨネーズが好きなのか、それとも日本人向きにするためにマヨネーズなのか。麻辣皮蛋(マーラーピータン)はカットした皮蛋を油で揚げて、ピリ辛の甘酢をかけてある。他では食べたことがなかった。水餃子も何故か「四川風」となっていて、ピリ辛のソースで食べる。餃子自体は皮の厚い、ちゃんとしたダンプリングで好感が持てる。これは普通に醤油と中国のお酢で食べたい。水蓮菜(あさつきを更に細長くしたような)の炒めものは塩味。店内の黒板に書かれていたオススメ・メニューの「ホウボウの唐揚げ」もピリ辛な甘酢ソース。ホウボウはしっかり揚げられていて骨まで食べられる。たまたまかもしれないが、甘酢っぽいソースが多くて、もう少し中華な複雑な香味がきいたものも食べてみたいと思った。2人なので、この辺で満腹になってしまい、黒板に出ていた上海蟹(値段が1000円以下で気になった。でも、9月じゃちょっと季節が早過ぎないか?)や隣のテーブルの女性2人が食べていて美味しそうだった、熱いスープをテーブルでかけてくれるおこげの料理まで食べられなかった。麺類にもたどりつけなかったのが残念。生ビール2杯とジャスミン茶と料理で、2人で4900円。次回は友人たちと、せめて4〜5人以上で行きたい。そういえば、昼間は定食が何種類かあって、昼間にも行ってみようと思う。パンフには宴会のコースメニューが出ていて、飲み放題付きのもあるようだ。私たちが入った6時頃はまだ席が空いていたが、あっという間に満席になった。7時頃に行きたいなら電話をしていった方がいいかも。
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