「天満橋の隠れ家的グッドバー」この名店をどなたも紹介なさっていないとは本当に意外。キャパがそれほどあるお店ではありませんから「口コミ」を読んだ方が大勢来られると入店できなくなって困る常連さんの思惑が働いたのでしょうか?こういった名店に通う喜びは多くの方で分かち合うべきです。私がパンドラの箱を開ける結果となりましたが常連さん、どうか恨まないで下さいね。お店は「土佐堀通り」沿いではありませんから初訪問時に発見するのは至難の業。「府立労働センター」の東に面した筋を南に~一つ目の角を東に入ると見つけ易いです。私が訪れた日は雨模様の天気にもかかわらずカウンターは満席一歩手前、辛うじて一席空いていましたので銘酒を楽しむ恩恵に与れました。特に週末はオープン直後を狙わないと厳しいかもしれませんね。マスターはカクテルコンペでも優秀な成績を収めておられる関係上、お客さんの多くがカクテルをオーダーなさいます。私もマスターの実力に敬意を表する意味で一杯目に「モヒート」をオーダー、ベースに取り立てて高価な物を使っている訳ではありませんがバランスが取れていて素晴らしいの一言。ミントが旬の時期には是非お試しいただきたいです。グーグルで「BAR CADBOLLでシーバスカクテル」で検索すると動画を見つける事ができます。少し音声が聞き取り辛いのが難点ですが私が高評価した理由がお判り頂けると確信しています。お客さんを虜にする絶妙トークはマスターの真骨頂、カクテルをオーダーしたお客さんが「どんな味なんだろう、早く飲みたい」という気持ちにはやっているのが映像から伝わってきていますね。カクテルが旨くても肝心のウィスキーの品揃えがイマイチですとバーとしての魅力は半減と言うより殆ど無いと思っています。このお店、私とバーに対する価値観が同じ若しくは近い方だとバックバーに並んだボトルを眺めると間違い無く顔が綻ぶはずです。カウンターの一番端の席だったので反対側まではチェックしきれていませんが、座った瞬間「アードベッグスーパーノヴァ」が目に飛び込んできました。限定品で数が少ないこの商品、私が住んでる奈良では2軒しか見つけられませんでした。このレア物を2本確保とは・・・1本奈良に回して欲しいほど。ちょっぴり大阪と奈良との地域的経済格差を感じさせられてしまいましたね。店名から想像できる通りグレンモーレンジの品揃えも充実していますしお酒の宝庫って感じですね。カクテル技術やウィスキーの品揃えが優れていているうえにマスターの魅力も一級品。日々成長しようという姿勢がソフトな語り口ではありますがひしひしと伝わってきます。私は過去の栄光しか取柄が無く成長が停止したバーには行く価値無しという考え、実力も努力も無しというお店は論外。私がベスト10に挙げているお店(リーチバーはホテルという性格上除くとして)は訪れるごとに進歩しています。合う合わないはあっても品質面で期待を裏切られる事は無いと断言できますね。来月はモーレンジ蒸留所を訪れて新たな情報を仕入れてこられるはず、土産話が楽しみです。
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