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ゆうさんの「久月」へのクリップ

２０１４年４月１９日に訪問しました。
他サイトの口コミを拝見して閉鎖されていないか心配して連絡してみましたが普通に営業していました。

お世辞抜きに旨い鮨屋だと思いました。
また、滅多にレビューを書かない私ですが応援の気持ちを込めて書く事にしました。

私自身、
祖父が一本釣り漁師、ウチの親父が天然ものにこだわった鮮魚店だったので、
小さいときから鮮度の高い、穫れたて魚が当たり前という環境で生まれ育ちました。

そんな事から、天然もの中心の旨い鮨を食うにはそれなりの覚悟（金額）が必要だと考えていましたが、
この店は天然ものにこだわった良心価格の店という評判だったので期待して訪問。
確かに評判どおり、いやそれ以上かもしれません、
ここは本物のネタと確かなウデ、その割に良心価格であると思いました。

しかしです。
余計なおせっかいですが、もったいない。
実に惜しい店です。

こんな旨い店は、ずっと存続してほしいという思いから、つい店主と店舗経営の話で長話をしてしまいました。
（やめるつもりはないらしいですが。）

私「店の設えを改善し、値段は据え置きで高級鮨店のようにすればいいではないですか。」

店主「そんな事をしたら、敷居が高くなってますますお客さんが来なくなる」

私「今のままでも、どうせお客さん来ないんだからいいじゃないですか」（毒舌）

店主「苦笑い」（昔は短気だったそうで、その頃だったらきっとつまみ出されていたでしょう（笑））

バブリーな時代ならともかく、「店の設え」が「出てくる料理」とイコールにならなければ店は繁盛しません。

料理をいただきながら、この店に連れてきたい「口の肥えた人」たちや「食べ盛りの若者」たちが何人も思い浮かびました。
しかし、この店の設えでは接待には使いにくいし、逆に養殖ものに慣れてしまった若年層には割高に感じます。
店の設えなど関係ない、長年慣れ親しんだご贔屓さんはどんどん高齢化が進み、目減りする一方です。
そんな事から、新規客が少なく客足が遠のくのもわからなくはありません。

「ファサードを変え、ショーケースと壊れた水槽を撤去するだけでも随分と違う。」
何度も改善を訴えて帰ってきました。

ぜひ、頑張ってほしいものです。

※ご主人、この書き込みを見て「出禁」にしないでください。（笑）