この店も最近予約がなかなかできない人気店で昨年の11月下旬?に予約を入れて一年越しの訪問です。場所は、恵比寿駅から15分とちょっと離れたところ。恵比寿のこの付近は入り組んでいて夜店を探すのはかなり困難ですが、この店さすが有名店だけあり、恵比寿駅東口ロータリーでタクシーに乗って名前を告げると必ずわかりますとのお店の人の言葉に半信半疑でしたが、確かにその通りでした。場所はよくわからないのですが、ひっそりとした住宅街の中にあります。「こんなとこに店あるのかな」というかよくここまで探してくるのか?というのが最初の印象です。今回はふたりだったのでカウンターに着席。大きなロングカウンターで正面で調理してくれます。料理はおまかせコース(6,300円)を注文し、まずは梅酒で乾杯!<料理の詳細>一品目、カブと豆腐の生うに乗せ。:上質な素材を見事に調理されて出てきた一品。二品目、きのこと海老のあげしんじょ、さといもの唐揚げ。銀杏が添えてあり、塩をつけていただきます。梅酒むにぴったりの料理。三品目、甘鯛の沢煮椀。:出汁は薄味なのですが、そんな中にも深みがあるというかなんというか、美味いです。四品目、カンパチ、アオリイカ、金目鯛の刺身。梅肉と塩昆布のジュレを添えて。魚が新鮮で美味しいのはもちろん、このジュレやわさびもよくできてます。五品目、鯖の棒寿司。酢のしめ具合が絶妙です。六品目、さわらの味噌ゆう庵焼き。梨と大葉とゆずが添えてあります。七品目、青のりと牡蠣の茶碗蒸し。大粒の牡蠣がこりこりしていて美味しいです。八品目、いぶりがっことマスカルポーネチーズ。一見、日本の漬物と海外のチーズというワインに合う一品で、ここで白ワインをボトルでいただきました。これは食べてみないとわからない新しい味。九品目、蓮根の炊き込みご飯と味噌汁、しそ昆布と鶏味噌。この鶏味噌がご飯に異常なほど合っていて美味い!そんなに高級感はないが、とても家庭的な味でした。最後の十品目はデザート。:なんと、この中から好きなだけ注文して良いとのこと。同伴者は即答で全品6品注文してしまいましたが、本人全然食べれると自信もって食べていました。(笑い)私は、とり将プリンともなかと黄柚子シャーベットを注文。確かに量的には普通の量ですが、おいしくてもっと食べたいと思うのは私だけでしょうか?この賛否両論のもう一つの名物が、トイレに貼ってある「賛否両論血の掟」。あまり見たことのないセンスで(笑)、初めはよく理解できなかったですが、何回か読むうちに理解できて、ひとり笑いをトイレの中でしてしまいました。おかげで5分以上トイレの中でした。残念ながら本日はここの名物オーナーの笠原将弘さんは不在でしたが、新宿の「正月屋吉兆」という日本料理屋で修行した後、この賛否両論を開店したとのこと。一流料亭の味を、この値段で、しかも都内で味わえるというのはなかなか無いのでは?とはいえ予約はかなり取りにくいようなので、21:00以降など取りやすい時間帯を選んで行くのが良さそうです。とにかく特別感動的な料理というほどではないが、出てきた料理すべてが丁寧で心のこもったやさしい家庭的な味で、シンプルイズ ベストという言葉がぴったりな割烹料理店でした。ふたりで白ワインボトル一本入れてひとり一万円はCPは最高でした。ただワインはあまりいいワインの品揃えがなかったのが唯一残念でした。
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