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メンソール

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「BOCCIO(北イタリア料理/南船場)」

 『BOCCIO』はですね、説明するまでもないとは思うんですけど『イル・チプレッソ』出身の女性シェフの、北イタリア料理、特にはピエモンテ州の料理が楽しめる店です。サービスを担当するのは『ル・クロ』や『ラ・トルトゥーガ』出身。
 
 で、行きたいと思ってはいたんですけど三回ほど挫折しました。一回目は、予約の電話をしたときに対応が悪かってんで、いきなりテンションが下がったというか、行く気がなくなっちゃいました。食事というのは、どこへ行くかを思案した時点から始まっているし、レストランとのファースト・コンタクトと言えば電話予約ですから…。メンソールは過去何度か、予約しようと思って電話して、対応が悪かったのでそれ以来行ってないという店もあったりするんですけど、『BOCCIO』はまさにそれでしたね。その後、満席で断られ、次も、空席はあったんですけど「やっぱりいいです」と言おうかと思うくらいだったです。テーブルでのサービスはいいんですけど、どうしてなんでしょうね。なので、四度目にやっと訪問できました。
 
 それはさておき、店内は明るくてカジュアルで、可愛い感じ。メンソールが案内された一番奥の席からは、カウンター内側が見えてしまうんで、そこは押さえてほしいと思ったりはします。
 
 前菜は、鹿肉のサラダ、ゴルゴンゾーラ風味。ゴルゴンゾーラの風味はちらり抑え目。野菜はいろいろと入ってて、味の違い、歯ごたえの違いが楽しめます。なかなかにいい感じです。この日のメンソールは、アルコール気なしで行くつもりだったんですけど、思わすワインをオーダーしちゃいました。
 
 続いてはバーニャカウダ。ディップが別途付くのが普通のスタイルだと思うんですけど、最初に合わせられてました。メンソール的にはこっちの方が嬉しいんですけどね。こちらもなかなかにいい感じです。下手に小細工をせずストレートという印象ですね。
 
 メインに選んだのは『ポッリート・ミスト』にした。これは、北イタリアの肉煮込み料理で、今回出されたものには牛肉、豚肉、自家製ソーセージが盛り合わされていました。3時間くらいに組むそうで、絶品でした。味付けはシンプルなんですけど、ちらりヘビーではあるので、しっかりワインを追加しました。
 
 なので、電話対応だけが残念です。料理の方は旨いです。この日メンソールがオーダーした皿には外れはなかったです。ワインについては、好みを伝えて相談するのがいいです。料理も同じで、遠慮なくテーブルに呼んで、納得のいくまで説明してもらいましょう。豚挽肉を積めた『アニョロッティ・セージバターソース』が看板料理だと聞いてたんですけど、今回はオーダーしてません。赤提灯を目指したらしいんですけど、良い意味で赤提灯じゃないですね。もっとレベルは高いです。でも、たまにはふと思い出していきたくなる店ではありますね。ピーク時に料理のつながりが悪くなったりするのは、仕方ないのですね。そういうことから考えても、ワインはボトルでオーダーして、しっかり腰を落ち着けて、ゆっくりしっとり味わいたい気はします。

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利用したのは ディナー

一人当たりの支払額 〜¥5,000

BOCCIO

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