今回なぜここに来てみようかと思ったのは、先週飛騨高山に旅行したこととミシュラン☆の店だったので訪問してみました。麻布十番の細い路地裏(まつ勘の裏手側)にひっそりと佇む完全予約制の精進料理の店。一口に精進料理といっても幾つかの系統に分けられるのだが、「こちら」は飛騨高山の精進料理で、御主人は、創業江戸末期を誇る高山屈指の老舗料亭「角正」で長年の修行の末、この地に店を構えられたとのこと。普通の老巧な一軒家の暖簾をくぐるとここの店主らしい人に案内されて個室に通される。店主はかっての料理の鉄人「道場六三郎」によく似た雰囲気の人でした。座敷に正座は疲れるのでいす席がないですかと聞いたら、座敷にテーブルを追加して高くして、席も中腰用のいすをセットしてくれましたが、色々日本食を食べ歩いているが、この形式は初めてで、新鮮でした。おそらく外人客が多いということでしたので、座敷が私のように苦手な人がいるのでしょう!コースは、8000/9000/10000円の3つがあり、私達は「9000円」のコースを戴きました。コースは、付き出しの「胡麻豆腐と抹茶寒天」に始まり、「アスパラの湯葉巻き」、「野菜寿司」、「田舎そば」.....と派手さはないが、精進料理らしい料理が次々と出てきました。印象に残ったのが、「じっくりと煮込んだ黒豆」、「茄子やタラの芽等のあられ揚げ」、「野菜寿司」でしょうか。野菜寿司は同伴者も六本木ヒルズの「ポタシェ」で体験しているので驚きはかったです。デザートのメロンも、これ以上無いくらいジューシーでコースを〆るのに相応しいお味でした。コース全体を通して、料理はそれなりの味かとは思いましたが、同じ値段を払って、もう一度同じ内容の物を頂く気にはなれない料理でした。やはり精進料理は飽きが来る料理ですね!ただここの御主人の心からのもてなしぶりには、感心しました。これが本当の接客というものでしょうか?素朴ですが温かみある接客で最近の店にはなくなりつつあるものでした。ただこの辺のサービスは外人には評価されるのか疑問ですが、ミシュラン☆のポイントであると思います。いずれにしても連日外人の予約があるそうです。支払いのときわかったのですが、この店めずらしくカードが使用不可の店ですべて現金決済とのこと。接待にこの店を使用するときはご注意を!!
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