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メンソール

メンソール さんの「 エテルニテ(eternite) 」へのクリップ

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「eternite(靱本町)」

 大阪のフレンチを挙げろと言われたら、間違いなく名前が挙がるであろう『カランドリエ』出身の永野良太シェフの店。テーブル間はゆったりとしていて、隣のテーブルの会話が聞こえてくることもない。揺れるウェイトレスと音もなく近づいてくるウェイターも楽しめるんだけど、それは置いといて…。

 まずはアミューズは、フォアグラのピューレとスモークされた鴨。砕いた黒胡椒が添えられていて、これは好みで使えばいい。フォアグラもスモーク鴨も非常に軽やかに仕上げられている。

 二品目がホワイトアスパラのフロマージュブランソース。フロマージュブランの酸味がうまく活かされていて、メンソール好みのソースと、オブジェのように配されたホワイトアスパラが、舌でも目でも楽しませてくれる。

 魚料理は、金目鯛とホタテ貝柱の泡ソース。メインは、小鳩、仔羊、鴨からセレクトできるが、ジビエ系が苦手な場合は牛肉もセレクトできる。メンソールは小鳩をセレクトした。

 ここまでは比較的まとまった軽い目の味付けだったんだけど、小鳩は内臓もソースに使ってあって、ちらりヘビーな一皿にまとまってる。部位も胸肉ともも肉の二種類のコントラストが楽しめたりする。

 その後、紅玉を使った口直しがあって、デザート。最後のコーヒーと共にプティフールが楽しめる。


 トータルとしてものすごく上手くまとまっているという感じがする。何かに突出してるわけではないけど、あえてアラを探すと見つからないという感じ。驚きとかパフォーマンスのある店も楽しいんだけど、オーソドックスで当たり前なことをそつなくやってくれる店の方が飽きが来なくて、結果的に何年も使い続けることになるんだな。

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利用したのは ディナー

一人当たりの支払額 〜¥8,000

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