以前から訪問してみたかったフレンチのひとつ。夏場の売りの「スイカ」のデザート食べたくて訪問しました。五反田駅から徒歩約10分、JR五反田駅から八山通りを清泉女子大へ向かって10分ほど歩くと、商店街から外れて住宅街に入ったところにその一軒家のお店があります。ちょうど右隣はハンバーガーで有名なフランクリンアベニューです。(ときどきハンバーガーを食べに訪問しています)ドイツ大使館員の家を改装したというお店は、奥はオープンスペース、天窓も広くとても開放的。素敵なおうちに招待されたような気持ちになります。お料理は三崎の海産物や畑のものを中心に揃え、天然モノにこだわった逸 品、田邊シェフ渾身の一皿に期待しました。お店の看板には海の幸フランス料理と歌っているだけあってメニューに肉料理は一切ありません。いかにもこだわりのお店ですよね。また昼も夜もコースの値段も内容も同じようです。店内は広々としていて客席間のスペースもあり、晴れた日はサンルームからの木漏れ日が心地よく落ち着いた雰囲気で食事が楽しめる空間です。今回は夜の訪問でしたが。料理はすべておまかせコースでアミューズからデザートまで一貫してシェフのこだわり料理が出てきます。今回は¥10,000のコースを注文し、ここの名物のひとつの土を使用したスープも追加オーダーしました。さすがスイカ大好きのシェフですね。とりシャンはシャンパンにスイカがプカプカ浮いていて泡でクルクルと回っているのが見ていてなごみました。スイカの風味がしっかりとして、シャンパンと合うんだな~と関心しました。最初に頂いた前菜の「ホタテとキャビアのサラダ仕立て」で衝撃を受けました!それは2種類の魚介類がサラダ菜と一緒にサラッと盛りつけてありあっさりとした中にそれぞれの主張が詰まっておいしかったです。そして名物の「魚のスープ」シェフいわく本場マルセイユのブイヤベースよりうまいよというのも一口食べて納得です。普通エビやカニを一緒に入れるところヌキテパでは大量の魚だけで(色々な魚を内臓までまるごと)ダシをとっているので濃厚な味になるということです。これが変な魚の臭みがまったく無く上品な魚の香りと濃厚な味わいですばらしく美味しい。二品目の蛸とアワビのマリネはそれぞれ新鮮さと特有の魚介類の特徴が出ていておいしかったです。ただ今回ここの名物のひとつの「ハマグリ」が食べれなかったのは残念!メインの「ひらめのグリエ ほくほくジャガイモ添え」はひらめの繊細な味とソースがベストマッチ、付け合わせの皮付きジャガイモにソースを絡めて頂くとこれまた美味しいです。ボリウムはかなりあり、ほぼ満腹の状況。サービスでジヤガイモの丸ごと揚げたものが出てきてこれまた素朴においしかったです。そしてデザートは二種類でてきました。始めはピーチのフルーツポンチでしたが、新鮮みずみずしくでおいしかったです。二品目はこれまたまた名物の一年中食べられる「スイカのショートケーキ」です。初めて体験される方はみなビックリしますが私も例外ではありませんでした。想像ではスポンジケーキの間に薄く切ったスイカが入っているイメージでしたが、それがまったく反対で厚切りのスイカを薄~いスポンジケーキで挟んでいるケーキでした。食べてみるとスイカだけ食べるより、より一層スイカを食べている感があるのには驚きました。もちろん種もそのまま入っているのですが、種もカリカリっとアクセントになってこれまたうまい!!!シェフはスイカ好きでも有名でスイカのコースも夏場限定で注文できます。同伴者は土のソースを使ったトリュフと泥のプディングを注文。土、、と思いつつも一口いただきましたが、これまた美味しい!うすーく焼かれてるプディングでしたが満足できるデザートでした。全然土といわれてもわからない。ちなみに、テーブルに土が飾られてるけど、聞くとこれは五反田の土だとか。料理につかってるのは、無農薬の土壌からの畑の土だそうです。なぜかミシュランはないけれど、十分ミシュラン☆☆に匹敵するフレンチレストランのひとつだと思います。(個人的見解ですが)サービスは若い従業員でしたのでなんとなくたどたどしい感じでしたが、誠意は感じてアットホーム的な雰囲気に同伴者も好感度アップしたようです。最後のお会計のとき、マダムが対応していただきましたが、さすがにしっかりした対応でした。このようなレストランに出会えて、改めて東京グルメの奥の広さを感じさせてくれました。是非また秋に訪問してみたいです。
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