「味采(心斎橋)」 2007年の8月がグランドオープン。日本流にアレンジされた参鶏湯に愕然として、韓国の伝統的な参鶏湯を看板料理に据えたらしい。参鶏湯は、コースとかの最後に持ってくる物ではなくて、本来は一番に食べるものらしい。その方が有効成分の昇華&sきゅうしゅうがいいかららしいが、このあたりは漢方薬と同じ考え方なのかもしれない。もも肉と具を最初に食べて、胸肉は残してでもスープは全部のみ干すらしい。大根キムチと一緒に食べると消化がいいらしい。ちなみに、マッコリは参鶏湯に合わないという理由でおいてない。 確かに、これまで食べた参鶏湯とは違ってて、よりあっさりなんだけどまろやかな感じ。その分、高麗人参の香りが高い。 メンソールも初めて食べたタッカンジョンという料理があって、これは鶏肉を唐揚げにして、辛く味付けしたもの。メンソールは、辛い料理は平気だったんだけど、噎せてた人が何名かいた。最初は若干甘い感じで、徐々に口の中で辛くなっていくということ以外に、味わいは複雑で深い。もう一つの初体験が、料理名は忘れちゃったんですけど、カムジャタンの豚肉を鶏肉に変えたような料理。これも結構、辛かったらしい。メンソールは普通に辛いだけだったけど、鍋料理と言うよりは、炒め物的な感じに仕上げられていたので、辛味が引き立ったんじゃないかとは思う。で、辛さの中にもジャガイモのまったり感と甘みがあって、こちらも辛さの中に複雑な味わいがある。 最後は、薬飯(ヤッパブ)で〆。これは韓国風の赤飯で、干しぶどうとか松の実とかが入ってて甘みがある味。日本の赤飯と同じで、祝い事などの時に食べるらしい。 参鶏湯は、『参鶏湯』と『伝統参鶏湯』の二種類があるけど、今回オーダーしたのは『伝統参鶏湯』の方。コース料理はないので、メンソールが事前に店を訪問して、店の人と相談しながらメニューを決めた。こんなに食べられるんか?、と思ったけど、食べちゃったと言うのが、正直な感想。なんだけど、しばらくするとまた何か食べたくなる。つまり、胃にはあまり負担がかならないと言うことなんだろうな。
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